運動が得意で、興味があることには一直線に取り組みます。 お友達と関わりたい気持ちでちょっかいを出してしまうことがあったり、嫌なことがあるとお友達を叩いたり、物を投げたりしてしまうことがあります。

お友達や先生への要求があるときには、言葉で伝えられるよう支援しています。 言葉が難しいときには、絵カードを利用したり、クールダウンをしながら先生と気持ちを共有して言語化していきます。言葉で伝えうまくいったときの感覚を感じられるよう強化していきます。

衝動的に離席、お友達を叩いてしまうという行動が減り、言葉で先生へ気持ちを伝えることが増えました。おともだちに対しても気持ちを言葉で伝えられるよう、引き続き支援しています。

数字や電車など好きなものへの興味はとても強く、一人遊びが上手です。 言葉での要求は少なく、「ママ」などの1語ずつの発語のみです。

興味のある課題を楽しく行う中で、ほしいもの・やりたいことの要求を動作から、言葉へ替えていきます。 また好きなものを発語する時には、一音一音先生の真似をしながら発声したり、動作にも言葉を乗せて、覚えていきます。

「ママ、ちょうだい」「あか、ほしい」など自分の要求を2語文で伝えられることが増えました。 また、拒否の気持ちも泣くのではなく、「イヤ」など言葉で表現できるようになりお母さまもお子さんも穏やかにコミュニケーションが取れるようになってきました。

運動することがとても得意で、みんなと遊んでいても自分のやりたい遊びを勝手に始めてしまうことがあります。 数を数えたり、先生の説明を聞き続けることは苦手です。

小集団の中で、まずは簡単なルールのある遊びやサーキット運動の手順を覚え、取り組んでいきます。 ルールがあって難しく感じたり、勝敗が気になって、活動に積極的に参加できないときは、先生が理由などを聞きながら参加を促します。 お友達と一緒に遊ぶ楽しさを感じ取り、ほかのお友達と協調し集団で遊ぶ良さを学びます。

最初は、ルールがわからないと途中でやめてしまったり、勝負に負けると泣いてしまったり、などありましたが、「お友達と一緒に遊びたい」という気持ちが強くなり、わからないときは先生に質問したり、負けてしまっても「悔しい」 という言葉を口にして、次も頑張ろうという気持ちに切り替えることが出来るようになりました。